精神世界は現実社会に落とし込んでこそ本物!共生社会を共同建設する「イヤサカの会」のスピリチュアルブログです。

阿部首相米国上下院合同会議演説 ~過去は、風と共に去りぬ~

阿部首相米国上下院合同会議演説 ~過去は、風と共に去りぬ~

近藤麻理恵

著書「人生がときめく片づけの魔法」が世界で累計300万部の大ベストセラーになった片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん(愛称「こんまり」)。今年、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。
彼女はこの選出について、「人は片づけを通して人生を変えていくことができるということを、1人でも多くの世界中の人に届けられたらと願っています」とコメントしています。

また、近藤さんには「片づけとは、片を付けること。それは人生や過去にかたをつけるということです。」という名言があります。
私は、2013年の秋に初めてこの名言に触れて感動し、それ以降今日まで「片づけること」が私のブログの重要なテーマのひとつになっています。
コリーヌ・セロー氏の「切断」も片づけと深い関係があると思います。

こじれてしまって解決することが難しくなった問題に執着するのではなく、思い切ってそれを手放して新しい一歩を踏み出す。
人は、心のゴミを片づけないと原因不明の不定愁訴に悩まされます。しかしそれを片づけていくと、現実の生活の中に自動的にポジティブな変化が起きてきます。私はこのようなことを我が身をもって体験しました。

そして、こんまり流の片づけ術は、個人の生活や人生だけではなく、ビジネスや政治にも役立つと思います。これが社会に採用されると「時代がときめく片づけの魔法」になります。
このたび、遂に、日本の政治にこんまり流が採用されたようです。

以下は、映画監督・脚本家で政治評論家でもある水島総(みずしまさとる)氏のコメントを書き起こしたものです。

「風と共に去りぬ」という映画史上の名作があります。アメリカ南部の白人支配階級の家に生まれた、スカーレット・オハラという女性が主人公の物語です。

風と共に去りぬ

南北戦争によって南部ジョージアの白人上流階級が崩壊し、そして没落した彼女は、他の上流階級の人たちが眉をひそめるような、なりふり構わない行為もしながら生活を立て直します。
しかし、彼女は、気がついた時には、最愛の夫であり愛人でもあった男性に見捨てられて一人ぼっちになっていました。そして、打ちひしがれます。

でも、「おまえは俺よりも南部の大地を愛しているんだ」という言葉を聞いたときに、彼女は立ち上がり、ラストシーンの中で、こうつぶやきます。
「トゥモーローイズアナザーデイ」。

それは、どんな誇りや名誉を失ったとしてもその大地に生きて行くという、一種のアメリカンドリームだったわけです。
この映画がかつて日本で公開された時には、終戦からまだ7年後でしたが、「明日は明日の風が吹く」と翻訳されて流行語にもなりました。

実は安倍総理は、この「トゥモーローイズアナザーデイ」という思いを、先日の訪米と、上下院合同会議の演説の中で打ち出したわけです。

あなたたちも私たちを非難するが、私たちもあなたたちを非難する。原爆を落として30万人を虐殺し、東京大空襲では10万人を殺した。黒人差別は今でも続いている…。なんてことは言わなかった。
安倍総理が何を言ったのかというと、マーティン・ルーサー・キング牧師の「アイハブアドリーム」(私には夢がある)です。
「私には夢がある。いつか差別された黒人と白人が、同じ赤い大地の上で共に仲良く過ごすことを。」という、大変有名な言葉を安倍さんは引用しました。
このキング牧師の言葉を借りて、「かつて日本はアメリカの従属国であるという関係があった。しかし、私には夢がある。いつか日米が対等なパートナーとして共に世界の平和を勝ち取っていくことを。」という意味を含ませた演説をしたわけです。

大麻

決して彼は謝罪はしませんでした。よくキリスト教にあるような贖罪・懺悔をする(させる)…、そんなことは一切しません。
むしろ日本的な形で、お互いに過去にはいろいろあったけれども、それらの禊をして、お祓いをし、そして水に流す。そういうことを言ったのです。
このように、きわめて日本的であり、普遍的な手法で、過去を片づけて日米関係を新しい段階へと持って行ったわけです。

そして安倍総理がもうひとつやったことがあります。オバマ大統領の懸念をはねのけて、独自なルートでプーチン大統領との日露会談を実現させました。
この過渡の中で戦後体制から具体的に脱却するにはどうしたらいいかを考えた時に、この「トゥモーローイズアナザーデイ」「アイハブアドリーム」というアメリカの土俵というものを踏まえたうえでの過去の片づけ方をしながら、前に進んでいくしかないと判断した。安倍総理は最善の選択を行ったと私は考えるわけであります。

(水島 総)



もともと水島総氏は、日本は外国に対して言うべきことをはっきりと言うべきだという主張をされてきた方だと思います。「あなたたちも私たちを非難するが、私たちもあなたたちを非難する。」という内容は、水島氏自身の今までの感情だったのではないでしょうか。
しかし、その彼も、このたびの安倍首相の「片づけ」外交には感服したということなのでしょう。

安倍首相がアメリカへ行ってキング牧師の言葉を引用したことについても、アンチ安倍派の人たちが「侵略を侵略でないという大嘘で丸め込もうとする自己利益の道具として、歴史的な言葉を使い捨てにしている」などとネットで中傷合戦をしました。
このようなことを「日本人」が言っている。それが現実です。

原子爆弾や東京大空襲の問題も、南京問題も、慰安婦問題も、そしてポツダム宣言の問題も、今さら国家と国家とで議論をしようとしても、こじれて喧嘩になるだけというのが現実です。
中韓や国内の共産党系や民主党系(一部)の人々が喧嘩を煽ってきても、そういう問題にいつまでも執着するのではなく、いったん手放して、これからどうあるべきかという未来のビジョンへ切り替えていくことが、日本政府の基本方針であることが徐々に明瞭になってきたように思います。

日本を愛すればこそ、過去の歴史問題で相手と争わず、新しい一歩を踏み出す。
国家としての外交は、この方法が最善でしょう。
事実、このたびの安倍さんの訪米は成功だったと評価されています。

一方で、池間哲郎氏は「民間外交」の重要性を指摘されています。人と人との関係で、これからの日本の民間人が率先して外国との友好関係を作っていくということです。
そういう池間氏の思いは、ネパール支援の記事で感じ取ってください。
http://earth.kurasu.biz/index.php?QBlog-20150519-1

近藤麻理恵さんという日本人女性が、世の中のあらゆる問題を解決する手法のヒントを世界へ向けて発信しました。
こんまり流は日本流。
日本のマスコミがこういうことを積極的に報道・啓蒙するようになれば、「時代がときめく片づけの魔法」が本当に完成すると思うのですが。

(やしろたかひろ)



関連記事
山本太郎議員の「アーミテージ・ナイレポート」発言を批評する
http://earth.kurasu.biz/index.php?QBlog-20150826-1
安倍首相、ポツダム宣言「知らんぷり」作戦で日本の危機を回避
http://earth.kurasu.biz/index.php?QBlog-20150521-1
集団的自衛権→完全平和を実現する「第3の道」へ…コスタリカ共和国の場合
http://earth.kurasu.biz/index.php?QBlog-20150721-1
戦争に巻き込まれない平和国家になるために「負けるが勝ち」という戦略もある。
http://earth.kurasu.biz/index.php?QBlog-20150819-1

hempshop360.jpg

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional